みなさん!こんにちは。
創生学部3年生の平井聖人、本間 仁子、山岸 虹太です。
今回の学生ブログは創生学部の授業である「地域・国際交流B」で実際に中国に行き、交流してきたこと (以下、訪中)について紹介しようと思います。
今回の訪中のメンバーは、学部生3名(3年生)、先生3名、サポーター2名の合計8名です。
- <学部生> 平井 聖人・本間 仁子・山岸 虹太
- <先生> 渡邊洋子先生・田中一裕先生・堀籠崇先生
- <サポーター> 周 婉婷さん・立川みなみさん (50音順)
写真1:香港国際空港にて
今回の訪中は5泊6日でしたので、様々な体験をすることができました。訪れたのは、広州と珠海です。広州では南墺実験学校へ、珠海では北京師範大学珠海校区へ訪問してきました。
ここで、「地域・国際交流B」の目的と「南墺実験学校」と「北京師範大学珠海校区」について紹介と説明をします。
<地域・国際交流Bの目的>
「学生が海外に赴いて国際交流を行うことを通じて、グローバルな視野から自ら考え行動する能力を身に着けること」を掲げています。
この学習の到達目標は「1.海外経験にかかわる実践的な活動を通して、国際交流・多文化理解にかかわる視野を広げ、知識を深める。2.海外経験にかかわる実践的活動を通じて、グローバルに活躍するための素地を形成する」です。
<南墺実験学校(広州市)>
2002年9月1日に開校した北京師範大学南墺実験学校は、中国奥園地産集団が投資を行い、北京師範大学が全面管理を行う、9年一貫制教育を行う新しい形の私立学校であり、北京師範大学珠海分校における基礎教育(義務教育)改革の実験(実践)おこなう学校です。教員のすべてが、国の基準より高い教師資格及び学力レベルを有しているそうです。
<北京師範大学珠海校区(珠海市)>
北京師範大学は、北京市海淀区にある中国教育部直属の国家重点大学であり、教育学を主体に文理を併せ持つ総合大学です。1902年に創設された京師大学堂師範館を前身とし、100年以上の歴史を持ち、中国大学ランキングでは常にベスト10に入る超エリート大学であり、師範系では中国のトップ大学です。毛沢東や鄧小平、江沢民、胡錦濤といった新中国歴代の最高指導者すべてがここに視察を行っているそうで、学生数は2万人で、教職員が3000人在籍しています。
<1日目>
羽田空港を10時に飛び立ち、13時過ぎに香港空港に向かいました。香港空港から広州南駅に向かい、そこから高速鉄道で広州に向かいました。ほとんどの時間を移動に費やしました。
写真2:飛行機内から見た香港の街
写真3:広州南駅
夜は南奥実験学校の先生方が、私たちを食事会に誘ってくださいました。ともに食卓を囲うことは、中国の方々にとってとても深い意味があります。鄭先生から私たち学生を新しい友達と言ってくださいました。ちなみに、私たちがコロナ後の初めての海外からの訪問団だったそうです。
写真4:食事会にて南奥実験学校の鄭校長先生との一枚
<2日目>
午前は南奥実験学校の小学校5年生に対して、日本の小学生と中国の小学生の1日の違いを紹介する授業を行いました。80分という長丁場でしたが、最後まで興味を持って話を聞いてくれました!
写真5:南奥実験学校での集合写真
写真6~9:授業の様子
写真10,11:南奥実験学校
午後は広州市内を観光しました。沙面島や南越王博物館へ行きました。
写真12:沙面島での一枚
写真13:南越王博物館での一枚
夜は食事会の後、広州タワーを見てきました。その高さや形の多様性に驚きました。
写真14:広州タワーでの記念撮影
<3日目>
午前は早茶を体験しました。そして広州を離れ、珠海へ。
写真15:早茶の様子
午後は北京師範大学珠海校区へ行きました。ここでは卒業生である周さんや、この大学へ留学経験のある立川さんにキャンパスを案内していただき、その広さを実感しました。
写真16:北京師範大学珠海校区での記念撮影
夜は北京師範大学珠海校の先生方から食事会へ招待していただきました。
写真17:食事会の様子
<4日目>
午前はこの大学の学生と交流会をしました。お互いにPowerPointを用いて、自己紹介や学校紹介などを行い、それぞれの大学生活への理解を深めました。英語を使ってコミュニケーションを取りました。
写真18:交流会での記念撮影
写真19:交流会の様子①
写真20:交流会の様子②(中国側学生の紹介)
交流会の後は食堂で昼食を取り、15時ごろまでキャンパスを案内してもらいました。
写真21:食堂での一枚
夜は食事会へ誘っていただきました。私たち学生は途中で抜け、学生らと体育館で一緒にスポーツ(卓球・バトミントン)をしました。
写真22:北京師範大学珠海校区の体育館
<5日目>
午前は早茶に誘っていただきました。その後、日月貝(オペラハウス)へ行ってきました。
写真23:オペラハウスを背景に記念撮影
中国の方々の普段の買い物の様子が知りたかったので、午後はショッピングモールへ行きました。散策した後は会同村へ移動し、100年前の住居群を見てきました。京都とはまた違う、中国の古い街並みを体感できました。
写真24.25:会同村の様子
夜は私たちが北京師範大学珠海校の先生方をお食事に招待しました。
<6日目>
世界一の長さを誇る港珠澳大橋をバスで渡り、香港国際空港へ向かいました。
その後無事に羽田空港へ着陸し、現地解散となりました。
写真26:バスから見た港珠澳大橋
5泊6日の中国訪問でしたが、特に問題もなく過ごせました…と言いたいところですが、何度かトラブルもありました。幸い、日程に大きく影響するものではなかったため、本当に良かったと思います。天候は、35度以上の晴れの日が続きました。
今回の訪中では私たち学生3名が中心となって、旅程から予算、ビザや航空券・電車のチケットなどの準備を行いました。国内の旅程とは異なり、海外ということもあり、とても大変でした。私たちの活動を支えてくださった先生・サポーターの方々に感謝申し上げます。
4年ぶりとなった地域・国際交流Bでの訪中でしたが、長い間関係を培ってきてくださった教育学部旧学習社会ネットワーク課程の方々、および教職大学院の方々、中国の先生方、そして渡邊先生のおかげです。この場をお借りして、お礼を申し上げたいと思います。本当にありがとうございました。
また、今回サポーターとして同行してくださった創生学部OGの立川さん、そして留学生の周さんの通訳の手助けがなければ、スムーズな訪中にはなりませんでした。本当にありがとうございました。
そして、田中先生・堀籠先生も私たちの活動の様子や散策風景の撮影など、様々な面からサポートしてくださり、ありがとうございました。
写真27:会同村での記念撮影
最後に、今回の訪中を終えての学生の感想をお伝えします。
<平井>
初めての海外でしたが、不安を上回る喜びと興奮がありました!国際交流も初めてでしたが、中国の学生と通じ合えたことが何よりの成果物であると思います。
また、実験学校でも、現地の小学生に揉まれながらも無事成功することができました。国の印象が、そのままその国の人の印象と決めつけるのではなく、しっかり会話することで分かり合えることができると学ぶことができました。
楽しくて、とても学びのある日々でした!新しい友達として、この関係が次の訪中団の方々にも受け継がれるよう願っています。
<本間>
中国の文化に触れ、新たな発見が多くあった6日間でした。実験学校の小学生への授業では想定外の事も起きましたが、児童たちのパワフルさに助けられ無事にやり遂げることができました。
中国の小学校生活や教育について実際に見て学び、日中の違いを感じました。珠海分校の大学生とは交流会後にも大学生活や趣味などについて話しました。お互いの違う点や初めて知る事がまた新しい話題となり、話が絶えずとても楽しかったです。
また早茶などの食事体験から、私のゼミの研究テーマである食文化についても学ぶことができました。この国際交流の経験を今後の学修に活かしていきたいと思います。
<山岸>
非常に刺激的で充実した6日間でした。中国に行ってみてまず私が感じたことが、とても土地が開けていて開放感があるということです。日本とは違う街並み、そして煌びやかなビルなど、目に入ってくる情報はどれも私にとって新鮮なものでした。
また学生交流では現地の大学生とも交流しましたが、思いの外拙い英語のみでもコミュニケーションを取る事ができました。国は違いますが、友好関係は築くことができるのだと改めて感じ、嬉しく思いました。
今回の経験から、今後もっと海外に目を向けてみたいという気持ちになりました。