訪中学生ブログ
みなさん!こんにちは。
創生学部2年生の大澤舞、横山晴菜、岩田文月です。
今回の学生ブログは創生学部の授業「地域・国際交流B」で、自分たちで計画を立てて実際に中国を訪問し、現地の大学生や小学生との国際交流活動を含め、私たちが体験したこと(以下訪中)について紹介しようと思います。
今回の訪中のメンバーは、学部2年生6名、先生3名、サポーター2名の合計10名です。
・<学部生> 岩田文月、大澤舞、関原愛実、谷南々帆、松山智紗、横山晴菜
・<先生> 渡邊洋子先生・田中一裕先生・堀籠崇先生
・<サポーター> 周 婉婷さん・立川みなみさん (50音順)
写真1:成田空港にて
今回の訪中は7泊8日でした。訪れたのは、珠海と広州です。珠海では北京師範大学珠海校区、広州では南奥実験学校へ訪問してきました。また初日と最終日はマカオにも滞在しました。
ここで、「地域国際交流B」の目的と「北京師範大学」と「南奥実験学校」について説明します。
<授業「地域・国際交流B」の目的>
「学生が海外に赴いて国際交流を行うことを通じて、グローバルな視野から自ら考え行動する能力を身に着けること」を掲げています。
この学習の到達目標は「1.海外経験にかかわる実践的な活動を通して、国際交流・多文化理解にかかわる視野を広げ、知識を深める。2.海外経験にかかわる実践的活動を通じて、グローバルに活躍するための素地を形成する」です。
<北京師範大学珠海校区(珠海市)>
北京師範大学は、北京市海淀区にある中国教育部直属の国家重点大学であり、教育学を主体に文理を併せ持つ総合大学です。100年以上の歴史を持ち、中国大学ランキングでは常にベスト10に入る超エリート大学です。毛沢東や鄧小平、江沢民、胡錦濤といった新中国歴代の最高指導者すべてがここに視察を行っているそうで、学生数は2万人で、教職員が3000人在籍しています。北京師範大学と連携する私立大学であった北京師範大学珠海分校が近年、国立の北京師範大学本校に統合されることで、北京師範大学珠海校区(キャンパス)として今日に至っています。
<南墺実験学校(広州市)>
2002年9月1日に開校した北京師範大学南墺実験学校は、中国奥園地産集団が投資を行い、北京師範大学が全面管理を行う、9年一貫制教育を行う新しい形の私立学校です。北京師範大学珠海校区の指導の下に、基礎教育(義務教育)改革の実験(実践)おこなう学校です。教員のすべてが、国の基準より高い教師資格及び学力レベルを有しているそうです。
ここからは行程にそって私たちが実際に経験したことを紹介します。
〈1日目〉
成田空港から16時発の飛行機に搭乗して出発し、マカオ国際空港に20時過ぎ頃に到着しました。到着後、マカオ国際空港のすぐ近くのホテルに徒歩で向かい宿泊しました。
写真2:飛行機から見たマカオの様子
写真3:マカオ国際空港にて
夜はホテルのレストランにて夕食を食べました。
写真4:夕食の様子
〈2日目〉
午前には、マカオから珠海へ渡るボーダーゲートを通過し、珠海に到着してからは北京師範大学珠海校区のキャンパスを散策しました。
写真5:ボーダーゲートを通過し珠海市に到着した時の一枚
写真6:北京師範大学珠海校区での記念撮影
昼食は、北京師範大学珠海校区の先生方に食事会に招待していただき、キャンパス内のレストランで食事しました。
写真7:昼食の様子
午後は、北京師範大学珠海校区の心理学教室を見学させていただきました。心理学教室の張軍先生が丁寧に説明してくださり、日本では中々見られない心理学療法を学ぶことができ貴重な経験になりました。
写真8:心理学教室にて
写真9:心理学教室の先生方・学生さんと記念撮影
心理学教室を見学した後は、会同村へ移動し100年前の住居群を観光してきました。中国の歴史的な街並みを感じることができ、とても楽しかったです。
写真10:会同村での一枚
夜も北京師範大学珠海校区の先生方から食事会へ招待していただきました。
写真11:食事会の様子
〈3日目〉
この日は珠海市を観光しました。午前は普陀寺に行きました。中国の古代の文化について学んだり仏教の雰囲気を体感したりして、清らかな気持ちになりました。すごく暑かったこともあり、その後は当初の予定から少し変更して珠海博物館に行くことになり、珠海市の歴史を見ました。
写真12:普陀寺での記念撮影
写真13:普陀寺での一枚
写真14:珠海博物館の様子
午後はショッピングモールへ行き、アクセサリーや服、お土産など様々なものを購入しました。
写真15:ショッピングモール付近にウサギのモニュメントを発見
夜はオペラハウスを観光し、オペラハウスの付近でもショッピングや夕食を堪能しました。
写真16:オペラハウスの前で記念撮影
<4日目>
この日は北京師範大学の大学生の皆さんとの交流会でした。午前中は英語で自己紹介をしたり、お土産を交換したりして交流を深めました。中国の学生さんは、自己紹介のみならず自国の文化や宗教なども紹介してくれて非常に大きな学びとなりました。また、その後の交流でも、お互いの趣味の話や両国共通の人気キャラクターの話、お互いの文化の話などで盛り上がりました。そのあと一緒に北京師範大学の学食に行き、お昼ご飯を食べました。学生の皆さんにおすすめのメニューを紹介してもらいました。どの料理もとてもおいしかったです。
写真17:交流会の様子
写真18:全員での写真
昼食後、まずは一緒にカラオケに行きました。中国のカラオケは日本のカラオケと全然違って、規模の大きさに圧倒されました。お互いの国の人気曲を歌ったり英語の曲を一緒に歌ったりして、仲を深めることができました。言語が違っても音楽の力は偉大で、こんなにも一体となって楽しむことができるということが新たな発見にもなりました。
カラオケに行ったあとは、ショッピングモールに行きました。中国の学生さんが、私たちを色んなところに案内してくれてとても楽しかったです。
写真19,20:カラオケの様子
夜は北京師範大学の先生方から食事会に招待していただきました。中国の料理を楽しめただけでなく、お茶の淹れ方などの食事会のマナーも学ぶことができて非常に良い機会でした。
写真21:食事会の様子
<5日目>
朝は北京師範大学の先生方に招待していただき、早茶に行きました。今までの食事会で飲んでいたお茶とは少し違ったお茶を飲み、ゆったりと食事の時間を楽しみました。特に、海老シュウマイが日本では中々食べられないレベルのおいしさで今でも忘れられない味です。
写真22:早茶(そうちゃ)の様子
そして珠海を離れて広州へ。
明日の授業に備えて南奥実験学校へ行きました。先生方に学校の特徴をたくさん教えていただきました。
写真23:南奥実験学校での一枚
写真24:南奥実験学校の先生方に学校内を紹介していただいている様子
夜は南奥実験学校の皆様に食事会に招待していただきました。
写真25:食事会の様子
<6日目>
この日は授業をする日で、朝から南奥実験学校を訪問しました
全校生徒の集まる集会があり、私たちも参加させていただきました。行進や国旗掲揚、学生によるスピーチや授賞式等が行われました。英語でスピーチをしている生徒もいて驚きました。
写真26:全校集会の様子
その後、授業をさせていただきました。私たちは3人ずつA班(大澤、関原、松山)とB班(岩田、谷、横山)に分かれて、A班は小学5年生、B班は小学6年生に60分間授業を行いました。
写真27:教室の様子
【A班】(大澤、関原、松山)
A班は浴衣を着て、お面をつけて日本の祭りについて授業をしました。さらにペットボトルで簡易的な風鈴を作る体験をしてもらいました。私たちは英語で授業をして、なかなか大変でしたが、みんな喜んでくれて嬉しかったです。
写真28~31:A班の授業の様子
【B班】(岩田、谷、横山)
授業B班では、日本のお正月と中国のお正月の違いについて紹介する授業を行いました。日本のお正月の時期、食事、遊びについてのクイズや、日本の「かるた」と「けん玉」を体験する活動を交えながら60分間楽しく授業することができました。
写真32~35:B班の様子
授業の後は英語と美術の授業を見学させていただきました。レベルの高い授業がされていて、先生方の講義に対する工夫がたくさん見受けられました。
写真36、37:英語と美術の授業の様子
小学生はみんな元気で活発で、たくさん発言してくれたり、私たちの講義で盛り上がってくれたり、とても有意義な時間でした。授業の後は私たちのところに集まって話してくれ別れ惜しかったです。何より生徒の活発なところや自主性に驚きました。
写真38:授業後生徒たちが集まっている様子
その後、学食で校長先生たちと子供たちと同じ給食を取りました。先生と子供たちが教室で一緒に食べる日本の給食とは違い、子供たちと先生たちが別々に、大きな食堂のような場所で食べていました。
写真39:給食の写真
生徒たちには、お昼寝の時間があるときき休憩室のような場所を見学させていただきました。校長先生と生徒の関係がとても暖かく尊敬できるものでした。
写真40:お昼寝の前の子供たちの様子
午後は博物館やショッピングセンターなど観光をしました。あいにくの雨でしたが、中国の壮大な建築物、珍しい雑貨店やお店、働く人の雰囲気を体験することができました。
写真41,42:博物館など
夜は南奥実験学校の先生方とお食事会でした。お世話になった先生方とたくさんお話しさせていただきました。中学校の生徒がなぜ私は日本の学生に会えなかったのかと、校長先生にお願いして食事会に参加していました。とても印象深かったです。
写真42,43:食事会の様子
<7日目>
早朝、マカオのボーダー向けて出発しました。
先生方がお見送りをしてくださいました。バスの中ではみんな爆睡です。
写真44:ホテル玄関にて集合写真
ボーダーを超えてマカオのホテルに移動しました。数々のリゾートホテルが立ち並ぶ様子から異国感を感じました。
写真45,46:マカオの公共交通機関
その後、マカオ観光をしました。
カジノで有名なマカオですが学生は年齢制限で入れません。
ショッピングモールやヨーロッパを再現した建築などからロンドンやパリにいるかのような気分を味わいました。
写真47~49:マカオ観光
夕食はホテルのレストランでいただきました。
デザートにはマカオの名物エッグタルトを食べました。
写真50:ホテルでの夕食
<8日目>
朝のフライトでいよいよ帰国です。空港で朝食をとり飛行機に搭乗しました。
みんなお土産で手荷物がいっぱいでした。
写真51:成田空港到着
無事全員帰国し、それぞれ新潟に向けて移動しました。
何事もなく帰宅できよかったです。
7泊8日と昨年度よりも長い期間、人数の多い中国訪問で準備段階からとても大変でしたし、トラブルも多くありました。しかし、全員が体調を崩すことなく、最後まで全員ですべての経験をすることができました。本当に良かったと思っています。
今回の訪中では学生6名が中心となって、旅程、予算、授業や交流会の準備、中国の方々とのやりとりなどすべての準備を行いました。とても大変で、先生・サポーターの方々、昨年度訪中に参加した先輩方がいなければ、準備を終えることができなかったと思います。本当にありがとうございました。
そして長い間中国の先生方と友好関係を築いてきてくださった渡邊先生をはじめとする皆様のおかげで今回の訪中があると思います。この場をお借りして感謝申し上げます。
またサポーターとして同行してくださった創生学部OGの立川さん、留学生の周さんは準備段階で支えてくださっただけではなく、現地でも通訳などたくさんサポートしてくださいました。本当にありがとうございました。
田中先生、堀籠先生は私たちを気遣ってたくさん声がけをしてくれたり、授業の時に手助けをしてくれたりと様々な面からサポートしてくださり、本当にありがとうございました。
そして私たちを温かく迎えてくださった北京師範大学、南奥実験学校の先生方、学生の皆さん本当にありがとうございました。
この場をお借りして今回の訪中に関わってくださった全てのみなさんに感謝申し上げます。本当にありがとうございました。
最後に、今回の訪中を終えての学生の感想をお伝えします。
〈岩田〉
自分の中で訪れた地域の人と関われることは最も貴重で価値ある経験だと思っています。今回の訪中でも渡邊先生をはじめ先生方のこれまでのつながりがあったからこそのもので、参加させていただき有意義な時間を過ごすことができ感謝しています。先生方のように国境を越えても「友」としてお互いに大切に思っている、そのような関係を自分も大切にしていきたいと強く思いました。ありがとうございました。
〈大澤〉
旅行でも、留学でも味わえないこの授業ならではの経験をすることができて参加してよかったと心から思いました。訪中は本当に大変でしたが、訪中を乗り切ったということが今後の自信につながりました。また初めての海外での経験で自分の視野がとても広がりました。今後はこの経験を活かして色んなことに挑戦してみたいと思います。関わってくださった皆さん、本当にありがとうございました。今後も日本と中国で良い友人関係が築けることを願っています。
〈関原〉
この機会を逃したらもう中国に行くことはないかも知れない!と思い勢いで参加した訪中でしたが、貴重な文化体験だけでなく中国の学生さんとの交流・事前準備を通して自分のレベルを少しだけアップさせることができたと思います。自分の成長に繋がる、意義深い学びになりました!
ぜひ興味がある方は行ってみることをお勧めします^^
関わってくださった全ての皆さんに感謝しています。ありがとうございました。
〈谷〉
昨年度に先輩方の話を聞いてから、ずっと参加したいと思っていたので実際に行くことができて本当に嬉しかったです。はじめての海外でしたが、このメンバーで、中国という素敵な国に行けてよかったと心から思っています。
現地での活動はもちろん、4月からの事前準備を通してたくさんの学びがあり、成長できたと思っています。
実際に行ってみて、中国のイメージがいい意味で変わりました。自分の目で確かめることを今後も大切にしていきたいと思います。
〈松山〉
8日間様々な体験をして、様々なものを見て非常に良い経験をすることができました。それだけでなく4月からの準備期間でも、人として成長することができたように感じています。
中国の学生と交流をするという貴重な機会を頂き、一緒に学食を食べたり、カラオケに行ったりしました。英語には自信がなかったのですが、伝えたいという強い気持ちがあれば、伝わることが分かりました。
また、食文化やマナーなど日本と異なる点が多くありました。それらを知って体験することが、私にとって異文化理解に関する非常に良い学びになりました。
〈横山〉
中国の様々な文化に触れ、見るものすべてが新鮮で驚きの連続でした。旅程や予算、ビザの申請などの準備もすべて学生主体で行うことは、大変なこともたくさんありましたが、実際に現地に訪問し異文化を体験できて一生忘れられない貴重な経験となりました。
また、中国の小学生に授業してみて児童たちは想像以上に元気で、そのおかげで私も楽しみながら授業することができました。中国の大学生との交流も、英語でのコミュニケーションで拙い部分もありましたが、お互いの文化を相互に理解し合い仲を深めることができて良かったです。
今回の経験で自分自身成長したことがたくさんあったので、今後に活かしていきたいです。