10月4日(木)の「変遷する社会課題とわたしたち~科学技術と地球環境」は公開フォーラムです

創生学部担当教員のGコード科目「変遷する社会課題とわたしたち~科学技術と地球環境」が始まります

講義の概要と狙い

ライフサイエンスや情報技術等、近年の科学技術の進展は凄まじく、これに伴って社会的な課題も大きく変遷しつつあります。ハード・ソフトウェアといったのミクロな技術から、生態系・地球環境を含むマクロな課題まで、幅広い視点で現代を捉え、社会課題を概観しながらその解決策を探ります。

自らを取り巻く多種多様な社会課題を身近な問題として捉えつつ、現在の諸課題について理解してみましょう。さらに、持続的発展に向けた様々な階層での取り組みについて、広い視点から捉えて理解を深めることも!

3人の教員によるオムニバス形式の講義

第1~5回:  半藤逸樹

「地球の限界」という近年のパラダイムについて概説したのち、「専門家不在の地球環境問題を誰が解決するのか?」について議論します。様々な社会変革を経験した人類史に対する理解を深め、リスクだらけの地球環境のなかでのリスク・コミュニケーションについて考えます。

第6~10回:  小路晋作

農業生態系は古くから人の「手入れ」によって維持され、多様で固有な生物相を育んできました。しかし近年は、農業が効率・集約化して環境が劣化する一方、担い手の減少により耕作地の放棄が進むなど、社会の変遷に伴い様々な問題が生じています。これらの現状と解決策について論じます。

第11~15回:  熊野英和

デバイス、ハードウェアの観点から主として情報通信、エネルギーに関する社会的課題を説き起こし、関連技術を概観しながら近未来の社会像を探ります。

第16回:  まとめ

10月4日公開フォーラム「人類は持続可能な開発目標(SDGs)を達成できるのか?」

持続可能な開発目標(SDGs)を取り上げ,2名のゲストスピーカーとともに2030年までに解決すべき社会課題について議論します.

ゲストスピーカー

【略歴】
永田悦子(ながた・えつこ)
俳優・伊勢谷友介が代表をつとめ“人類が地球に生き残るために”をコーポレートメッセージとして持続可能な社会を目指して活動する株式会社リバースプロジェクトに勤務。同理念のもと街づくりや地域おこしを主体とする一般社団法人リバースプロジェクト監事 教育イベント大学生版松下村塾リバースプロジェクトメンター、志ある社会人が集う松下村塾再オンラインサロンのコミュニティオーガナイザーとして、熊本“幸”支援イベントTRY KUMAMOTO、パーマカルチャーに学ぶ命の循環WSなどさまざまなプロジェクトを実行。最近では高齢者の医療費削減に取り組む大阪大東市、松戸プロジェクトへの参画を予定している。SDGsカードゲームファシリテーター。

【略歴】
金子隆耶(かねこ・りゅうや)
兵庫県出身。甲南大学マネジメント創造学部卒業。株式会社ツクモ代表取締役CEO※現在登記準備中(12月に登記予定)。大学時代に農業インターンシップに参加したことをきっかけに、お米・野菜・はちみつの生産〜販売を行う。学生団体Agristaを創設(諸事情で3ヶ月で解散登記)その後、営業・人材会社の立ち上げに参画、IT企業、食品メーカーに勤めたのちに、株式会社ツクモの立ち上げ。近年、注目されている“フードロス”という社会問題を“Food Re-valuation(食べ物の再評価)”をテーマに『寄付』や『ボランティア』ではなく、『ビジネス』で持続可能な形で解決に取り組む。現在は、企業の福利厚生サービス「snaccuru」を都内23区を中心に展開中。

10月4日のプログラム

場所: 総合教育研究棟B253

時間: 第1回目12:55~14:25(3限)および第2回目14:40~16:10(4限)

12:55~13:05 講義全体のガイダンス 熊野,小路,半藤
13:05~13:15 本日の講義について 半藤
13:15~14:10 ゲストスピーカー2名の紹介および話題提供
14:10~14:25 質疑応答
14:25~14:40 休憩
14:40~16:00 鼎談(永田,金子,半藤) 社会課題
sli.doで学生や参加者の質問・コメントを受け付けます
16:00~16:10 まとめ 半藤

一般参加者(学生・教職員以外)の参加方法

直接会場にお越しください。登録は不要です。ただし、本公開フォーラムは学生のために開講している講義の一部です。その旨ご了承ください。