現場見学に行ってきました!
皆さん、はじめましてアンドこんにちは!
NCV株式会社ニューメディアセンター班の潜入レポートに続き、
今回は株式会社福田組班(以下、福田組班)と大学連携新潟協議会班(以下、市役所組)の現場見学レポートです☆彡
<見学の目的>
福田組班:PFI事業による完成建築物「新潟アサヒアレックスアイスアリーナ」(新潟市中央区)と官民連携の完成建築物「アオーレ長岡」(長岡市)の見学
市役所組:「新潟アサヒアレックスアイスアリーナ」を見学することで、新潟市への提言(”みなとまち新潟”を全国的に定着させるプランの提案)に向け企業の視点から新潟市にどのように貢献しているのかを知る
それではいってみましょう!(/・ω・)/
午前中はアイスアリーナへ!
まず券を買って入場します。
ゲートに券をかざすと…
奥に見えるのは、数々の有名アイススポーツ選手のサイン色紙&ポスター!
夏でも練習可能な年中無休のアイスアリーナであるので、大会、イベントだけでなく合宿にも重宝されているのだそうです。
<見学の様子>
館内気温は10度以下!ひんやりした見学を終え、
続いては、質問・意見交換タイムへ(/・ω・)/
運営や広報、イベントについての質問・意見交換がされました。
特にここで注目されたのは、アイスアリーナの課題として、
夏の利用客が少ない
ということ。
アイスアリーナは冬のイメージが強いため、夏場はどうしても利用客が減ってしまうそうです。(‘ω’)<こんなに涼しいのにもったいない!
それなら、行ってみればよいのでは?
…というわけで、今回はヒールと革靴でリンクに上るという超貴重体験をしたものの、滑れなかったという欲求不満な我々、本学部生がまずは遊びに行ってみよう、という結論に!
予定は未定ですが、今後のレポートに乞うご期待!(‘ω’)ノ
施設はとってもきれいで、初心者向けのレッスンも開かれています。
この記事を読んでくださっている皆様も、この暑い夏に、とーっても涼しいアイスアリーナへ足を運んでみませんか?
詳しくはhttp://www.n-icearena.com/(新潟アサヒアレックスアイスアリーナホームページ)へ!
ここで、アイスアリーナでの見学はすべて終了!荻原さんにお礼を言って、市役所組と別れ、
福田組班は長岡市へ!(/・ω・)/♪
さあ、アオーレ長岡についた!…しかし、お腹が減っては見学に集中できぬ!アオーレ長岡から歩いて数分、カレー・洋食の老舗で有名な「レストラン ナカタ」さんへ。
”長岡のソウルフード”とされる洋風カツ丼を堪能してきました~!(*‘∀‘)♪
ケチャップベースのソースという初めての味に驚きつつ、皆でおいしく楽しくいただきました。
ナカタさんでは、カレーの辛さを調節(1、3、5、10、20、50のどれか)できるのですが、
先生は5辛に挑戦して、「まだ全然いける」と話していました(我々は20辛を勧めなかったことを後悔しました。我らが並川先生のお宝写真は、上の1枚と、照れながらデザートを食べる写真のみにとどまりました。残念ですね)。
長岡市では、「ながおか食の陣」といって「食」による地域活性化が行われています。
長岡市に訪れた際には、要チェックです(*’ω’*)!
さて、お腹が満たされたところで、「アオーレ長岡」見学スタートです。
ここは、”ナカドマ(屋根付き広場)”。
誰もが気軽に立ち寄れる、市民の憩いのスペースです。
屋根付きなので、天候を気にせず活動できるのがポイントです。
実際に、親子連れや中高生、お年寄りの方まで、幅広い年齢層の人がいきかい、休憩スペースで談笑していました。
「公と民」、行政と市民活動が交ざり合うのをイメージした市松模様の壁面デザインにも圧倒されます(‘Д’)‼
そして、最初の内部見学は、議場へ!
天井の音響調整板は、「討論の渦」「長岡花火」をイメージしているそうです。
今にも降り注いできそうな迫力ですが、しっかり固定され、きちんと点検されているので、安心です(‘ω’)ノ☆
議場の様子が、外から見えることもポイント。
当初は、最上階に配置する予定だった議場。
「1階、市民スペース”ナカドマ”に面した場所に配置する」という建築家・隈研吾氏の提案は、
同規模以上の自治体では先例がないと議会で波紋を呼び、隈氏の議会への説明、市民ワークショップを通して、やっと議員の方々の了解を得られたそうです。
議会開催中はブラインドが下ろされますが、このときは、ナカドマを歩いている人と、目が合って、我々も緊張しましたΣ(・ω・ノ)ノ!
傍聴席には、車いす席や、親子傍聴席があります。
親子傍聴席は防音壁で囲まれた部屋(写真右上)でスピーカーから討論の内容を聞けるのです。
傍聴する方への配慮がされたデザイン・設計に驚きました。
さらに、ケーブルテレビ中継やインターネット、ラジオ配信も可能です。(インターネット配信はこちらから!)
まさに、”開かれた議会”ですね!
続いて、地下へ。
ここでは、エネルギー設備の説明を受けました。
国内産出量の約 4 割を占める地場産天然ガスを活用した高効率コージェネレーションシステムを導入し、エネルギーの地産地消による省CO2を実現しているとのこと。
コージェネレーシ ョンの廃熱は廃熱投入型ガス冷温水機(ジェネリンク)に投入され、冷暖房の熱源となる冷水・温水を生成しているのだそうです。
「北陸ガス株式会社」「株式会社エネルギーアドバンス」によるエネルギーサービス事業によって、初期投資負担がない省エネ・省CO2を目指した運転管理を実現しているのです!
そして、なんとそれはエネルギー使用量とCO2削減量をリアルタイム及び累積データとして表示するシステム (IDO)によって可視化されています!(/・ω・)/
見づらくて申し訳ないのですが、この奥のモニターと、写真には写っていないタッチパネル式ディスプレイによって、データが確認できます。
そして、アイスショー、サーカスも行ったというアリーナへ。
当日は、バスケットボールの試合が行われていました。
アリーナを一見した限りでは、アイスショーやサーカスを行うというのは意外な使い方に感じました。
しかし、市民からの会場の使い方の要望があった際に、「いくら突飛なものであったとしても、最初から拒否することなく、どうにかして実現ができないか考える」という職員の方々の仕事に対する姿勢に感動しました。
我々もそのような姿勢で課題解決に取り組みたいですね(*‘∀‘)!
次に、長岡市まちなか政策班係長の酒井さんより、まちづくりについてのお話を受け、質問・感想の時間へ。
班員の感想は、
地元の市役所は、地域の人がアオーレ長岡のように自由に出入りできない、閉鎖的な場所という印象だったため、新しい市役所のあり方に驚いた。アオーレ長岡を参考に地元でも地域の人が集まれる場所が欲しい。
というものがありました。
また、なぜデザインに莫大なコストをかけたのか、という質問には、
酒井さんが
「”レガシー”の概念による。これは、”オリンピック・レガシー”で有名な、長期的なプラスの影響で、せっかく建てた建築物が、何十年か経って市のお荷物になるようなものでは残念。市民、行政、経済界をつなぐ協働・交流の拠点として生まれた可能性あふれる長岡の”顔”をいつまでも愛される市民の誇りとして残していくため、一定のコストとデザインは不可欠」
と答えてくださいました。
そうなのです!見学して実感しましたが、
アオーレ長岡は、可能性に満ちあふれた全く新しい公共建築です。
それはデザインにこだわった施設だけでなく、運営の面からも見てとれます。
・「NPO法人ながおか未来創造ネットワーク」による運営
役員、運営スタッフは市民を中心としたメンバーで、市民のアイデアをより多く取り入れ、時にはともに汗を流すスタイル。行政は下支えとしてしっかりサポートをするという構成なのです。
・市民が利用しやすい使用料と利用時間
一般利用の場合、「ナカドマ」「市民交流ホール」の使用料はなんと無料!
ナカドマ・回遊テラスは24時間開放、施設の利用時間は午前8時から午後10時!
年末年始を除き1年中利用が可能!
<市民から公募して開催されたイベントの例>
高校生長岡ラーメン選手権
将棋ジュニア名人戦
ながおか大道芸
おどらんかいアオーレ総演者
アオーレ!ドイツフェスト …etc
なんだかイベント企画をしたくなってくる情報ですね!゚・。*(*‘∀‘)。・゚+
最後に、シアターにて長岡の大花火の映像を鑑賞!
3D・4K映像でしかも240インチスクリーンという大画面で迫力ある花火を見て、
鳥肌が立つほど感動しました(;ω;)!
本当に素敵でした…!筆者は、”天地人花火”が特にお気に入りです。
長岡の大花火は、繊細殉難者の慰霊と世界平和の祈り、そして震災からの復興の祈りを込めて毎年8月に打ち上げられています。その強い想いが、花火をいっそう美しく輝かせているのだと感じました。
まとめ
今回の現場見学では、
「新潟アサヒアレックスアイスアリーナ」
「アオーレ長岡」
をそれぞれ見学しました。
両施設に共通するのは、
市民に愛され、親しまれる場所づくりを目指している
ということ!
我々福田組班の学修テーマは、
”建設業界が成長するために、課題を発見して将来への企画・提案などを自由に研究し、同世代の若者へ発信すること”
ですが、どうしても「建設業界」という言葉に縛られて、視野が狭くなっていたことに気づきました。
建築物には、「建てる目的」が存在します。今回、「まちづくり」という新たな視点を得て、我々はひとつ成長しました。
また、創生学部としても、アイスアリーナへ遊びに行くこと、アオーレ長岡でのイベント開催など、新たな可能性との出会いがありました。
本学部で1年生のこの時期からこのようなすばらしい体験ができるのも、
企業・行政職員の方々、大学の先生方など、さまざまな人のご協力のおかげです。
皆様に感謝しながら、これからも最終プレゼンに向け、
精いっぱい力を尽くしてゆく所存です (9`・ω・)9
ボリュームたっぷりの1日のレポートだったので、記事もボリュームたっぷりとなってしまいました。
ここまで読んでくださった皆様、本当にありがとうございます。
次回の記事も、お楽しみに!